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胚培養士の資格 〜その1〜

ちょうどW杯開幕まで一年となり、そのプレ大会コンフェデレーションズ杯に出場するため、日本代表はブラジルに旅立ちました。おなじみのメンバーで行っている以上、相手は手強いですが勝ちにこだわって戦ってきて欲しいと思います

さて、本日は胚培養士の「資格」のお話。

これまでにも何度かサラリと、胚培養士は資格を持っていなくても行える、医療の中では非常にグレーゾーンなイメージがあるかもしれない職種です、とお話ししました。

そんな我々胚培養士には、必要な知識と技術を評価される資格が2つ存在します。

日本卵子学会認定
生殖補助医療胚培養士


日本エンブリオロジスト学会認定
臨床エンブリオロジスト



上記の2つの学会からそれぞれ認定されます。
ちなみに卵子学会は、哺乳動物卵子学会という名称から本年度4月より変更になっています。

それぞれ年に1回資格認定試験があり、その試験をパスできれば資格が得られます。

試験を受けるには、前者は大きく3つの条件があります。「日本産科婦人科学会が認定する体外受精の実施施設で1 年以上の臨床実 務経験を有していること」、「関連学会に最近 1 年以内に 2 回以上参加していること」、「委員会が主催する講習会を受講していること」、とあります。

試験は、筆記試験と口述(面接)試験が2日に分けて実施されます。
そしてその後約1ヶ月後に行われる学術集会にて合否発表されます。

後者は、「ARTのラボ業務に1年以上従事していること」、「学会の主催するワークショップに参加し、修了証の交付を2回以上受けた者(または修了証の交付1回と、本会を含むART 関連学会に2回以上参加した者)」、とあります。

試験は、筆記試験と面接試験およびDVD提出による技術審査によって行われます。

2者の大きな違いは、技術審査にあります。しかし実際は、映像での審査や現地での審査は、普段とは異なる環境で不慣れな状況での審査となるため判断が難しいと考えられます。もちろん技術職ですので、技術審査が無い方がおかしいと思われるかもしれませんが、医師も看護師もその他技師の国家試験にも技術審査はありません。将来的には実際に行っている施設で、審査するのが良いのではないかと思います。但し、コストと人員が必要であることが問題で、なかなか行えないのが実情でしょう。

また、資格の継続(更新)には、どちらも資格取得後5年毎に更新の審査があります。学会発表や論文、および学会参加等にて規定のポイントを5年の間に獲得する必要があります。

これらは、国家資格ではなく、あくまで学会の認定で、法的な縛りは何もありません。くどいようですが、資格はなくても業務は行えますし、資格があって初めて出来る様な業務もありません。各種団体が推奨するガイドラインにも資格の有無は明記されていません。

それでは、施設毎に基準を設けて資格がなければ一定以上の業務をさせないのかと言えば、実はそれもあまり聞いたことがありません。資格の有無に関係なく、各施設での技術基準を満たせば行える様になるところがほとんどでしょう。

では、実質資格の取得はあまり意味がない事なのでしょうか?

胚培養士の資格 〜その2〜 へ続く

Thanks,
ZuuMii

theme : 不妊治療
genre : 結婚・家庭生活

胚培養士になるには ~その2 求人~

最近建築関係の知識が深まってきているZuuMiiです。分かってくると非常に楽しいですが、建築・設計・デザイン、これをメインに仕事をすることはできないと思います。

何故か・・・

それは、何でもこだわってしまってなかなか決まらない性格のせいです。

いくつもあるメーカーの中の数あるサンプルの中から、壁はこれ、床はこれ、天井はこれ、つなぎ目はこれ・・・これを各部屋やスペースで決めていく、これはZuuMiiが決めていたらいつまでたっても終わらないでしょう。妥協はしたくないですし・・・床の塩ビシートやカーペットにしても、帯電防止、抗薬剤、抗菌、耐動加重、メンテナンスフリー・・・本当に色々あって、その部屋に適した素材で、デザインも斬新なものにしたい、欲求は募るばかりです

とまあ最近の業務は設計デザインや設備の選定が非常に多い、というお話でした。

前回、
胚培養士になるには 〜その1 学歴〜

をお届けし、なるための必要絶対条件はありませんというお話をしました。ですが、仕事に就く、ということは、当然求人を行っている施設に応募しなければなりません。今回は求人広告を探す方法をいくつかご紹介します。

胚培養士になるためには、様々な媒体を使って求人を探すことができます。

一番簡単なのは、インターネットを使う方法でしょう。特に求人広告が掲載されているページを以下に列挙します。

日本卵子学会ホームページ求人広告

日本臨床エンブリオロジスト学会ホームページ求人広告


これらの学会のホームページには日本全国で胚培養士の求人を行っている主要な施設が多く掲載されています。これらを見るだけでもかなりの求人があることが分かります。

団体や会社での求人広告は行っていなくても、施設のホームページ自体に求人が載っている場合も多々あります。その場合の探し方ですが、働きたい地域の施設を以下のページで探し、各施設のHPをしらみつぶしに見ていくという方法も有効です。

不妊治療センター情報ホームページ病院検索


簡単に全国各地の不妊治療施設が検索できるので、手間はかかりますが、その分ついでにその施設の個性が分かりますので色々と勉強にもなるのでオススメです。

本当に狭い世界なので、これを参考に就職して、将来出会うこともあるかもしれませんね。

Thanks,
ZuuMii

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胚培養士になるには ~その1 学歴~

胚培養士になるには一体どうしたらよいでしょうか?

ネットで「胚培養士」を検索すると必ず、「なるには」、「年収・給与・給料」、「資格」、「募集」といった言葉が次の検索ワードとして付いてきます。

しかし直接あまり聞かれることのないのがこの質問。実際に施設内で働いていると、胚培養士になりたいけどどうしたらいいか分からない、という人とはほとんど出会いません。

これを聞かれるとしたら、学生と繋がりのある大学などに顔を出しているか、就職説明会を行っているか、などの場合でしょうか。

おそらく、この手の、「ちょっと胚培養士って気になるけど、そんな事に詳しい知り合いが周りにいないから」、という人は、とりあえず検索してみるか、ということでしょう。

なので、ここではあえてその検索にお応えしましょう、もちろん自分なりの解釈で。

実は日本では、胚培養士になるための必要絶対条件はありません。これは間違いありません。国家資格がありませんので、なるのに必要な資格はないのです。極端な話、高卒だとしても施設に雇ってもらえれば、なれる訳です。

胚培養士に向いている人とは

でも書いていますが、基本的にはいかに胚培養士として働く、挑戦するやる気があるか、がすべてだと思います。

とは言ってもそれだけで雇ってもらえる訳がないでしょうというのは、ごもっともです。やる気は数値で表しづらいので、もちろんこれまでどのような勉強をしてきたのか、良くも悪くも履歴書がまずは第一関門です。

胚培養士、とは

に書いていますが、胚培養士は、約半数が臨床検査技師(採血や血液・尿検査、心電図、超音波などを行う国家資格)で、半数は獣医畜産、生物理工などの動物の受精卵などを扱う学部、農学、生命科学などの生物学を専攻する学部などです。

胚培養士を養成する大学は日本にはありません

※追記
岡山大学の農学部と保健学研究科に「生殖補助医療技術教育研究センター」が誕生し、「生殖補助医療技術キャリア養成特別コース」として胚培養士を養成するそうです。
本コースはコチラ

また、国際医療福祉大学でも保険医療学専攻で、「生殖補助医療胚培養分野」がありますが、こちらは大学院の修士と博士課程のコースです。
紹介はコチラ

ですので、近道はこれらの生物学を主に専攻している学部に入学し勉強することです。ですが、高校生の時点で胚培養士になるという強い思いを持って進学する人はほとんどいないでしょうから、あくまで大学に入った後、初めてそこで職種を知り、目指したいと思うことがほとんどでしょう。大学に進学してからもし興味を持ったら、臨床検査や生物系の学部には胚培養士に送り出した教諭がいるはずです。そこに相談するのが一番早いでしょう。あるいは胚培養士になっている人に連絡を取ってもらい直接相談するのが良いでしょう。

そういう場合の施設見学(就職面接を伴わない見学)は、OKなところとNGのところがあると思います。私は、「この仕事に興味を持っています」、くらいの人に対してもオープンにするべきと思っています。まずはやる気のある胚培養士を迎え入れ育てることに繋がり、さらには胚培養士にならないとしても、そこでの経験は、将来自分か周りで不妊症に出会った時に必ず活かされるでしょう。

そこで実際にどんな仕事が行われていて、どんな人達が、どんなモチベーションで働いているかを見てからでも、胚培養士を目指すのは遅くないと思います。技術職ですし、プレッシャーを感じる人も多い職場です。さらには、生物医学の中でもマイナーな業界とも言えますので、ZuuMiiも含めて、人間関係がうまくやっていく自身が持てないと思う人もいるかもしれません。やる気のある集団というのは他人から見ると変な人の集りにも映ることはあるでしょうし 笑

もし、幸運にも、胚培養士を目指したいという人がいたら、まずはぜひ現場を見てもらいたいです。そしてその思いを確信に変えて貰えれば幸せなことですね。

Thanks,
ZuuMii

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