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ラボ設備のこだわり その7〜ICSI〜

最近2回にわたってロンドンオリンピックのお話をしている間に、ソチオリンピックが開幕して日本勢が検討を見せており、現段階で金が1、銀が3、銅が1、という状況です

レジェンド葛西選手の銀メダルには本当に感動しました

ジャンプ団体や女子フィギュアなど、まだまだ競技は残されていますので、さらなる活躍に期待しましょう

さて、話を戻して、ラボ設備のこだわり、今回はICSIのお話。

ICSIについては、以前このブログでも取りあげています→コチラ

卵子1つに対して、精子1つを人為的に、機器を使用して注入する方法です。これは主に、精子が非常に少ない場合に使用される、授精方法です。

必要になる機器は、
・倒立顕微鏡
・マニピュレーター
・インジェクター

これに消耗品として、
・ホールディングピペット
・インジェクションニードル

が必要になります。

顕微鏡は、日本が誇る、オリンパスニコン、ドイツが誇る、ライカカールツァイスなどが有名です。日本では、オリンパスのシェアが今は一番でしょうか。

当院は、昨年モデルチェンジした、最新のオリンパスIX-73を使用しています。もちろん、機械ですから新商品のメリットはおおいにあります。ランプのLED化や、レンズの高解像度、装置の自動化など。

しかし、モデルチェンジというのはどんな機械であっても、マイナス要素にもなり得ます。なので、今回購入する際は悩みましたが、旧商品はもう手に入らず、こちらを購入しました。

結果としては、設置するまでに他の機器との接続など、改造を要する事がおおくあり、少々苦戦する事となりましたが、現在では非常に使い易いと感じています。

マニピュレーターは、これまでも使用して慣れている、ナリシゲ社製のもの。これは、ICSIに使用する左右の針を3次元的に動かすための装置です。

インジェクターは、こちらも新製品の、空圧のIM-12を使用しています。これは、精子を吸引・注入したり、卵子を固定するために使用するもので、従来はオイルを充填した状態で使用する油圧式が一般的でした。ですがここ1-2年で空圧式が普及し始め、本製品はオイルのものと使用感が変わらない上、メンテナンスの手間が必要ないため、非常に使い易いと思います。

最も技術力を要する業務の一つであるICSIは、機器の影響も受け易いので、使い慣れた機器で行うのが一番です。これまでの感覚を活かすことが出来、より使い易く、メンテナンスも楽なこの装置の組み合わせが、現在はうまく機能してくれています

IX-73 1
こちらがICSIを行う機器のセット

IX-73 5
こちらはマイクロインジェクターとマニピュレーター、電動のレンズ・コントラスト制御装置。ピンク色のものがインジェクターで、これを回転させる事で吸引・吐出します

IX-73 2
当院では常時2台が稼働中

IX-73 3
実際にICSIを行っている様子、状況をラボスタッフ全員で共有でき、教育などに有用です

IX-73 4
機器の操作に慣れるため、日々の練習が重要です

当院では男性不妊の患者さんが多く、ICSIの割合が非常に高いので、稼働率が非常に高いです。

この装置には、まだまだ出来る事が詰め込まれています。また次回以降に徐々にお話しできればと思います。

追加できる機能もありますし、改善の余地もあります。

これからも、業者の方と連携し、更なる可能性を機器にも求めていきたいと思います

Thanks,
ZuuMii
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theme : 不妊治療
genre : 結婚・家庭生活

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