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ラボ設備のこだわり その6〜受精卵の培養〜

最近はなんとか休憩を挟みながらも、夜な夜なシリーズを進めております、みなさまどうもこんばんは、ZuuMiiです

今回からは、前回までのラボ全体の機能やシステム的なお話とは変わって、手技に関連する機器設備そのもののお話です

まずは、一番重要な、培養庫から。

培養庫、培養器、インキュベーターとも言われるこの機器は、卵子や受精卵を培養して、ある一定期間育てるための機器です。

インキュベーターに求められる事は、温度(37℃)、培養に適したガス濃度(6% CO2, 5%O2など)、という環境を高い精度で維持することです。

受精卵の培養については→コチラ

様々なメーカーから様々な形、機構のものが発売されていて、どのインキュベーターを使用するかは、そのラボの室長、あるいは院長の選択によって決まります。

当院で使用しているのは以下の2社の機種
origio社 BT-37
ASTEC社 APM-30D

BT-37は最新の機種で、特に日本ではまだあまり取り入れられておりません。当院ではこちらを培養のメインとして使用しています。特徴は、ベンチトップ型と呼ばれる、培養している部屋が非常に狭い空間なため、一度フタを開けても閉めたらすぐに温度やガス濃度が復帰するという強みを持っています。これは培養に適した一定の環境を保つために非常に重要な事です。またもう一つの特徴は、機器自身にバッテリーが搭載されているという事です。もしもの停電やバックアップ電源のトラブルにも対応可能です。

BT37
当院では現在6台が稼働中

BT-37 2
庫内は非常に狭い空間で開閉後の復帰が早い

APM-30Dは日本でのシェアが非常に高いボックスタイプのインキュベーターです。一度に多くの培養dishを入れる事ができ、価格も比較的安価で、成績も非常に安定しているのが特徴です。

APM30D
現在4台が稼働中

AMD-30D2
ベンチトップタイプに比べ中が広い構造

最近では、インキュベーターにカメラが内蔵されており、インキュベーター外に受精卵を出さずとも経時的な観察が可能であるタイムラプス機能搭載のものが販売され、導入する施設が増えています。当院でも現在導入を検討中ですが、これも各社出揃った後、一番当院に向いているものを選別中です。

受精卵の培養でよく議論されているのが、どの培養液で、どの様に培養して、どの機器で、どの様に観察して、受精卵を選別すれば一番良いのか、という話題です。

結論、そこにおそらく答えは無いのだと思っています。

ラボが変われば環境もスタッフも技術も異なるので、何か一つが異なれば、他の全てを同じにしたとしても、きっと同じ成績は得られないと思うからです。実際、様々な検討が各施設で行われ、ある施設で成績が良くても、別の施設では良い成績が得られない、これはよくある話です。

だからと言って、新しいものにチャレンジしない訳にはいきませんので、RCOにはRCOに合った製品を追求し、より良い培養成績が得られる様にアンテナを張り続けています

Thanks,
ZuuMii
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