2013.04.17
企業訪問 〜origio オリジオ〜
今日は、またもとんぼ返りの企業訪問、横浜まで行ってきました。
いきなりですが、この旅で残念なことが二つ。一つは、霧が深くて富士山
が全く見えなかったこと、もう一つはまたしてもN700A
に乗れなかったこと、出会うことさえできなかったこと。
あれ、N700Aをご存じないですか?
N700Aは東海道・山陽新幹線の最新式の機体のことです
ZuuMiiは、飛行機と空港が一番好きですが新幹線好きでウキウキします、男のロマンってやつでしょうか。
最近幸運にも新幹線に乗れる機会が多く、2月から運行しているこの機体にめぐり逢えるかといつも思っていますが、気配すら感じたことがありません。いつ運行しているのか調べることも難しいらしいです。当日の電話で確認することができるらしいですが、そこまではちょっと・・・
さて、本題のorigio Japan訪問記です。
origioはこの業界では言わずと知れた、大手メーカーです。
主な製品は受精卵用の各種培養液、ICSIの際のニードルなど多くの消耗品、受精卵を培養する培養器、クリーンベンチ(培養室内でよりキレイな状態で作業するための作業台)など、IVFを行うに当たっては、ここで揃わない製品はない程です。
実は、元々はMediCultという培養液を中心にしたメーカーが、合併などをここ数年で繰り返し、世界ではトップシェアを誇るメーカーの一つとなっています。
日本のラボ(IVFを行う部屋)でも、ここの製品を全く使用していないところはほとんどないと思います。

こちらが玄関
業界の方は一度は目にしたことがあるであろう写真です
今日の一番の目的は機械の比較です。特に実体顕微鏡(受精卵を観察したり培養液交換などの操作時に使用する顕微鏡)の、照明台の比較です。機器の中でも少々マニアックかもしれません。
最近は受精卵への紫外線の影響を考えUV lessな照明を使用するクリニックが増えており、その中でも特に影響があるのは顕微鏡のランプです。受精卵に直接長時間照射するので非常に重要です。で、特に注目されているのはLEDランプでほぼUV freeなのでいいのですが、機種によっては、従来のハロゲンと比較して、光量が不足したり偏光が効かせにくかったりして、受精卵の観察がしにくい場合があると言われています。ですが、これまでの従来品は手に入らなくなってきており、受精卵に優しい、LEDランプの中で機種を選定していく必要があります。
そこで、日本一のシェアを誇るオリンパス顕微鏡を使って、オリンパスのLED架台とorigio製のLED架台の見え方の比較をすることとしました。

こちらが小型のクリーンベンチTitanと顕微鏡SZX16の組み合わせ
結論は、あくまで主観ですが、origio社製がオリンパスよりはっきりとした像を見ることができました。
オリンパスハロゲン≧origio LED>origio ハロゲン>オリンパスLEDといった感じでした。
これは個人の好みと使い方によるので一概には言えませんが、今回はそういう感想です。実際は使用するクリーンベンチとの兼ね合いと、コスト面を考えて都合の良い方を選択すればいいのではないかと思いますが、見え方が非常に異なりますので必ず購入前にはデモをすることをお勧めします。また、クリーンベンチによっては、その架台が対応不可、ということもあり得ますので。基本的にはorigioのクリーンベンチを使うのであれば、origioの架台を付けた方が加工が要らず製品的にも安上がりになります。
またこれ以外にもそれぞれのメリットとデメリットをいくつか感じましたが今回は長くなるので書きません。この話はまたいつか、顕微鏡の比較として詳しくお話します。
我々は現在開院準備中なので、ラボがなく、従来機もサンプルも持ち合わせていないので、メーカーに訪れてデモをせざるを得ないのですが、今日もメーカーの方々にお世話になり、非常に楽しく過ごせました、ありがとうございました。
それでは、今日はそのまま、大阪で我々の入るビル、グランフロントの担当と今後の日程についての会議に行ってきます。ラーメンを食べる時間15分を含めて横浜滞在約3時間、まさにとんぼ帰りでした
Thanks,
ZuuMii
いきなりですが、この旅で残念なことが二つ。一つは、霧が深くて富士山


あれ、N700Aをご存じないですか?
N700Aは東海道・山陽新幹線の最新式の機体のことです

ZuuMiiは、飛行機と空港が一番好きですが新幹線好きでウキウキします、男のロマンってやつでしょうか。
最近幸運にも新幹線に乗れる機会が多く、2月から運行しているこの機体にめぐり逢えるかといつも思っていますが、気配すら感じたことがありません。いつ運行しているのか調べることも難しいらしいです。当日の電話で確認することができるらしいですが、そこまではちょっと・・・
さて、本題のorigio Japan訪問記です。
origioはこの業界では言わずと知れた、大手メーカーです。
主な製品は受精卵用の各種培養液、ICSIの際のニードルなど多くの消耗品、受精卵を培養する培養器、クリーンベンチ(培養室内でよりキレイな状態で作業するための作業台)など、IVFを行うに当たっては、ここで揃わない製品はない程です。
実は、元々はMediCultという培養液を中心にしたメーカーが、合併などをここ数年で繰り返し、世界ではトップシェアを誇るメーカーの一つとなっています。
日本のラボ(IVFを行う部屋)でも、ここの製品を全く使用していないところはほとんどないと思います。

こちらが玄関
業界の方は一度は目にしたことがあるであろう写真です
今日の一番の目的は機械の比較です。特に実体顕微鏡(受精卵を観察したり培養液交換などの操作時に使用する顕微鏡)の、照明台の比較です。機器の中でも少々マニアックかもしれません。
最近は受精卵への紫外線の影響を考えUV lessな照明を使用するクリニックが増えており、その中でも特に影響があるのは顕微鏡のランプです。受精卵に直接長時間照射するので非常に重要です。で、特に注目されているのはLEDランプでほぼUV freeなのでいいのですが、機種によっては、従来のハロゲンと比較して、光量が不足したり偏光が効かせにくかったりして、受精卵の観察がしにくい場合があると言われています。ですが、これまでの従来品は手に入らなくなってきており、受精卵に優しい、LEDランプの中で機種を選定していく必要があります。
そこで、日本一のシェアを誇るオリンパス顕微鏡を使って、オリンパスのLED架台とorigio製のLED架台の見え方の比較をすることとしました。

こちらが小型のクリーンベンチTitanと顕微鏡SZX16の組み合わせ
結論は、あくまで主観ですが、origio社製がオリンパスよりはっきりとした像を見ることができました。
オリンパスハロゲン≧origio LED>origio ハロゲン>オリンパスLEDといった感じでした。
これは個人の好みと使い方によるので一概には言えませんが、今回はそういう感想です。実際は使用するクリーンベンチとの兼ね合いと、コスト面を考えて都合の良い方を選択すればいいのではないかと思いますが、見え方が非常に異なりますので必ず購入前にはデモをすることをお勧めします。また、クリーンベンチによっては、その架台が対応不可、ということもあり得ますので。基本的にはorigioのクリーンベンチを使うのであれば、origioの架台を付けた方が加工が要らず製品的にも安上がりになります。
またこれ以外にもそれぞれのメリットとデメリットをいくつか感じましたが今回は長くなるので書きません。この話はまたいつか、顕微鏡の比較として詳しくお話します。
我々は現在開院準備中なので、ラボがなく、従来機もサンプルも持ち合わせていないので、メーカーに訪れてデモをせざるを得ないのですが、今日もメーカーの方々にお世話になり、非常に楽しく過ごせました、ありがとうございました。
それでは、今日はそのまま、大阪で我々の入るビル、グランフロントの担当と今後の日程についての会議に行ってきます。ラーメンを食べる時間15分を含めて横浜滞在約3時間、まさにとんぼ帰りでした
Thanks,
ZuuMii

- 関連記事
-
- 企業訪問 〜origio オリジオ〜 (2013/04/17)
- 地震と災害に対する備え (2013/04/16)
- 企業訪問 〜Carl Zeiss〜 (2013/04/04)
スポンサーサイト
新幹線で
私は、毎日新幹線に乗っていますが、N700Aには一度もお目にかかっていません。見つけた時には写真をとってブログにアップしますので、お楽しみに。