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ESHRE in London 〜施設訪問編 その2〜

くどい様ですが、前回に引き続き、イギリスでの施設訪問記をお届けします

今回は、世界で初めて体外受精が成功し、test tube baby 試験管ベビー 誕生 と世間を賑わせた、ケンブリッジからお届けします。

初めて体外受精が成功したのは1978年の事。

誕生したのは Louise Brown ルイーズブラウンという女の子。

この女性には妹がおり、姉妹どちらもすでに自然妊娠で出産されています。

妹のナタリーは世界初、体外受精児で子供を産んだ女性となっています。

腹腔鏡を専門とする婦人科医 パトリック・ステプトー Patrick Steptoe卵子の研究科 ロバート・エドワーズ Robert Geoffrey Edwards によって行われました。

イギリスロンドンから北に約100km程行った所にあるケンブリッジ、そこから少し外れにある小さな村、Bourn ボーン。そこには Bourn Hall Clinicという産婦人科クリニックがあり、体外受精も行われています。

ケンブリッジからは念のためタクシーで行き、30分程で約£20でした。

Bourn Hall 1
こちらが広い敷地の入り口、本当にのどかできれいなところにあります

Bourn Hall 2
やっと建物に辿り着いても入り口はまだ先です

Bourn Hall 3
こちらが本館エントランス
11世紀より建ち、増改築が繰り返されています

Bourn Hall 4
受付は重厚感ある造り

Bourn Hall 5
こちらは主にステプトー博士がおられたお部屋
壁には様々な写真が飾られていました

Bourn Hall 6
階段も歴史を感じます
左の像はステプトー博士、また右には台座だけがありました。
きっともうじきエドワーズ博士が来られるのでしょう。

Bourn Hall 7
ステプトー博士はルイーズさんが産まれた10年後に、エドワーズ博士は今年お亡くなりになりました

Bourn Hall 8
こちらがラボのスタッフ、みなさんイギリス人らしからぬ?フレンドリーな方々でした☆

Bourn Hall 9
出産直後のルイーズさんの写真

Bourn Hall 10
こちらも出産直後の両親と3人での写真

Bourn Hall 11
ステプトー博士はクリニック敷地から徒歩数分にある小さな教会の墓地に眠っています。

Bourn Hall 12
意思を継ぐものとして、お参りしてきました

cambridge 4
と、クリニック内部は写真NGなのでここまでで、この後バスで帰ろうとするも1時間待ちだったので、村に一つのパブに寄ってみました。

cambridge 5
平日の16時頃でお客さんはいませんでした
雰囲気はpubでは珍しくナチュラル系

cambridge 12
バルコニーも立派、ここで初めてイギリスでのビールを注文
オススメを注文したらスペインビールでした

cambridge 3
真っ赤な顔のままバスに乗り、こんな景色が30分以上続きます

cambridge 2
街に近づくまでほぼ貸し切り状態

cambridge 1
ケンブリッジに戻ってきました

cambridge 6
言わずと知れた学問の街、歴史ある大学だらけ

cambridge 7
ちょうど日本で言うオープンキャンパス開催中でにぎわっていました

cambridge 8
ZuuMiiも混じって学生体験

cambridge 9
こんなキャンパスライフならもう一度おくってみても良いかも

cambridge 10
観光客も多く、カレッジの周りをボートで遊覧できます

P7061096.jpg
最も有名なカレッジの一つキングスカレッジを川の方から

観光としても、カレッジを中心とした非常に興味深い建築も多く、見学できる場所も多いので、オススメの場所です。

しかし、そもそも何故、こんな一介のエンブリオロジストがたった1人で、様々な施設に行くことができたのか

実は、以前ロンドンで研修した頃にその施設で働いていたエンブリオロジストや、ドクターがこの1年間で様々な施設に移動していた事で、見学させて頂ける機会を作ってもらえました

ESHREだけではなかなか経験できないことを経験できました、本当に感謝、感謝です

Thanks,
ZuuMii
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ESHRE in London 〜施設訪問編 その1〜

最近はJR西日本の人身事故が非常に多く、と言いますか、元々非常に多い地域なのですが、最近特に多く、今週は3回も電車のストップに遭遇しました。色々な原因があると思いますが、いずれにせよ残念なことで、しかも多くの方の足を止める結果となっています。なんとかならないものか、考えてもなんとかならないんでしょうか・・・

さて、もういつの話だと言われそうで、記憶もおぼろげになってきているESHREのお話

今回は幸運にも、多くの施設を見学する事ができましたので、その報告を支障のない範囲でさせて頂きます。

まず、最初に訪れたのは
CRGH: The Centre for Reproductive and Genetic Health
という施設。

ここは現在、病院の一部が不妊治療施設ですが、なんともその組み合わせが不思議。眼科、歯科、そして不妊治療。

Reproductive and Genetic Health というだけあり、非常にPGDが盛んで有名な施設です。こちらはロンドン大学に遺伝子検査のラボがあり、実質的に自施設でPGDを行っている世界的にも珍しい施設です。

ちなみに何回かお話ししている、PGDとは着床前診断の略で、受精卵の染色体や遺伝子を検査して、その調べた範囲で正常と判断した受精卵を移植する、体外受精の技術の一つです。

イギリスは体外受精発祥の地であり、実はPGDも発祥の地であるのです。

このお話はまた改めてするとしまして・・・

CRGH1
これが病院の外観、外壁は新しくきれいで、病院とは思えません

CRGH2
中庭も立派です

CRGH3
本当にたまたま向田Drが講演に来られていましたので便乗。先生はVitrificationという受精卵凍結技術で有名で、世界中で講演されています。

CRGH4
IVFラボのdirectorのDr. Alpesh 日本にも何度か来られ、あまり胚凍結技術の進んでいないイギリスで、Vitrificationの技術を早くから日本から持ち帰った非常に改革派の胚培養士です。

CRGH5
PGDラボのdirectorのDr. J. Harper 何冊もの著書があり非常に有名な先生で、お会いできて光栄でした。A. Handyside先生と同様、PGDのパイオニアの1人です。

2番目に訪れたのはイギリスから離れ、ケンブリッジにあるクリニックですがこちらは次回お話します。

最後に訪れたのは、
Homerton Fertility Centre
というロンドン北西部にある施設。

今回は、アジアの顧客を対象としたクリニック訪問ツアーを、Merc Serono さんが企画され、参加させて頂きました。海外の学会では、こういう企画がいくつか催されますので、利用する事で、海外のARTを知る良い経験になります。

こちらはイギリスではかなりの規模を誇り、比較的近代的な設備を持つ施設です。採卵件数は年間1200件程だそうです。

Homerton1
こちらも大学病院の一部で、不妊治療専門棟を建て、治療を行っています

Homerton2
ここが Fertility Centre

Homerton3
待合、受付で施設の概要の説明を受けています

Homerton4
こちらはIVFラボの一部。イギリスの病院内はほぼ写真撮影は許可されません。厳格に管理されます。こちらはその限りでない数少ない施設。

Homerton5
講演では、イギリスのARTの現状や精度、医療保険に似た制度NHSの説明などをして頂きました。

いくつかイギリスの不妊治療の施設をまわっていると、日本との違いにいくつか気付きます。
・イギリスではNHS制度があり、治療費がタダの患者さんがいる
・NHSの基準外になると、治療費は全額患者さん負担、しかも治療費は総じて日本より高額、なので治療を重ねる人が少ない
・クリニックではなく、ほとんどが病院の一部にART Centreがある
・施設が極めて古く、専門に作られた施設ではないので、使い勝手は確実に良くない
・ラボのクリーン度は日本より劣る、というより日本がクリーン過ぎる?
・職場を近場で変える人が多い
・全ての職種が対等の立場に感じる

などなど、気質によるものや、設備によるもの、文化によるものなど様々な事が考えられますが、同じ体外受精でも、同じ治療薬や機器を使っていても、使う人が違うだけでこんなに違うものか、と思わされます。

だからと言って、もちろん技術レベルが低い訳でもなく、成績が悪い訳でもない。その施設に合った方法で、一貫したポリシーの元行えば、それ相応の結果がついてくる、ということです。もちろん、最初から全て想定内で施設が作られるに越した事はありませんが、使い勝手がなかなか改善できないなら、そこをいかに受精卵に影響を与えない様に工夫したマニュアルを作るか、そこがポイントなのだと思います。その工夫は色々と考えさせてくれます。

それでは次回は、体外受精初の成功を生んだ、ケンブリッジ訪問記をお届けします。

Thanks,
ZuuMii

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ESHRE in London 〜学会会場編2 セレモニーと企業ブース〜

前回はメインの学会発表の様子などをお送りしましたが、今回は海外の学会ならではの楽しめるエリアやセレモニーのお話です

学会本大会前日のプレ大会が行われる夜には、オープニングセレモニーが毎年盛大に行われます。映画さながらのこれまでのESHREの要人達のドキュメンタリー映像が流れたり、その方々への表彰、極めつけは、その後その土地の名物エンターテイメントが行われます(このクオリティーは???なことも多いですが)。今年はビートルズ、のコピ−バンドでした、そこそこの、うん、そこそこの盛り上がりでした

そして、学会発表の場は、当然ながら新しい知見を手に入れる場所なのですが、個人的に一番好きなのが各関連企業が出している、「企業ブース」です

ここでは、新製品はもちろん、開発中の製品、日本にまだ入ってきていない製品と出会うことができます。さらにその各ブースにはその企業の社長や、プロデュースしている「世界的にえらい先生」が普通に営業をしていたりします。もちろんこちらは興味を持っている顧客、喜んで話をしてくれますし、尊敬する先人達と記念撮影もできちゃいます(あんまりZuuMii以外はみかけませんでしたが・・・)。

セレモニー1
まずはロンドンの紹介、去年のオリンピックを交えて。去年の事ですがもうすでに懐かしく感じますね。

セレモニー2
その後、今年の発表の国別、地域別の数や、参加者の数などが発表されます。

セレモニー3
最後に登場したビートルズは、10曲程を熱唱、長かったけど、意外に老バンドだった事に驚きながらも、やはりライブで聞くとどれも良い曲ですね〜

セレモニー4
雰囲気的にバラードをやらなかったのが残念です、名曲は多いのに・・・

企業1
フェリングはいつも2階建てで一番大きいブースです。そこから見下ろした企業ブース

企業2
新規クリニックで導入が多いorigioのブースも毎年どんどん大きくなっています

企業4
英国っぽさを前面に出していた企業も

企業3
こちらは海外の精子バンクのブースですが、こういうのも海外のセンスですね

企業6
origioのクリーンベンチはまだ日本にはあまり入っていません。このように製品が所狭しと並べられ、実際に触ってみることができる楽しい場所です。

企業7
こちらは、考えた事もなかった、選択した患者のdishを自動で出してくれるインキュベーターと、完全にクリーンベンチに収納されたICSIシステムとがつながったもの。う〜ん、使えるかな???

企業8
こちらも日本ではあまり見ることができないイギリスRI社のICSIシステム

企業9
本格的なバリスタが美味しいコーヒーをタダでいれてくれるブースも

企業10
こちらはお昼時に昼食を配る様子。まさにイングリッシュランチ、サンドイッチ、ポテチ、チョコ、果物、水。はっきりってクオリティーはみなさん知っての通りです。これが4日間続きます。

企業11
こちらはポスター会場、これも企業ブースの一角にあります

企業14
ハンディーサイド先生と記念撮影、感激です。しかも自作のクリニックTシャツで

今回は新しいおもしろそうな製品や企業、さらにはPGDという技術の第一人者 Alan. Handyside とも話ができて写真も撮って貰えて感激でした前回東京でお会いした時は緊張して忘れていたので。

さて,今回も写真をメインにお届けしましたが、現地の空気感が伝われば幸いです。

Thanks,
ZuuMii

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