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We are Embryology Team! 2014

クリニックのオープンから、まもなく9ヶ月、当院のスタッフも開院当初に比べると多くなりました。もちろん、職場なので、様々な事情で退職される方もいます。

そして、その業務の需要によってスタッフの人数は増えてきています。

開院当初の2013年の月平均採卵件数はおよそ20-30件程度。現在はおよそ50-60件程度になっていて、TESEも毎月20件程度行っています。

初期のスタッフ数と設備は、この現在の来院者数を想定していました。

その想定を上回ってきていますので、最近は診察や処置に待ち時間が発生してしまっています。本当に申し訳ありません。


ところで、現在のラボスタッフ、Embryology Team は8名になりました

ラボ2014 2
かなり大きなラボのようになってきました。
少しZuuMiiが偉そうな感じで写ってしまっています、威厳、というタイプではありませんが少しは威厳が出て来た様にも見えます 笑

ラボ2014 1
先日行った、今年度入職した2人の歓迎会です。久し振りに「食べ放題」というお店に行きましたが、みんな学生時代程食べれずでした

ZuuMiiは、リプロ大阪で初めて室長となりましたが、下の時も、上になっても、どちらの立場から見ても、ラボに、いや、生殖医療の施設はチームワークが一番重要だと感じています。

社会においては当たり前、なのかもしれませんが、生殖医療では特にそう思います。

部署内、部署間でとどこおりない連携がスムーズに行えて初めて、個々の能力を最大限発揮できると思います。

どこの施設のラボも、特徴やコンセプトは違いますし、設備も異なります。治療方法にパーフェクトはないので、まだまだ向上する余地があるはずです。そんな時、スタッフ間でしっかりディスカッションできる環境が整っていないと、停滞してしまいます。安定は必要ですが、停滞はこの日進月歩の分野では後退に等しいと言えます。

言うは易し、ですが理想のラボはそういうチームです

Thanks,
ZuuMii
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胚培養士のお給料

ここのところ、サッカー日本代表の公式戦が多過ぎてそんな話題ばかりになってしまっていた感のあるこの「We Are Embryology Team!」

今日は大まじめなお話。

そして、あまり語られることのない(語るべきではない?)、お話です。

今日は、

胚培養士の、お給料、給与、年収、手当のお話です。
あえてこんな不特定多数の人、特に治療中の患者さんが訪れるこの場で話すのは良いことではないかもしれませんが、ここはオープンにするZuuMiiのブログ、あえてこのお話を致します。


我々の目的は、不妊に悩む患者さんが妊娠するための手助けをすることです。

これは目的であり、やりがいでもあるのですが、胚培養士は職であり仕事です、ボランティアではありません。

つまり、お金を貰って働いているということです。

私見ですが、「胚培養士はやりがいのある仕事で、患者さんのためを思って、収入のことなど気にせず働きなさい」、という論調が少なからずありますが、これは正解ではありません。

というのは、この仕事、本当に責任が伴う大切な「命」を預かっています。これは患者さんとの信頼関係の元、成り立つものです。そして、常に進んでいく治療に知識も技術も追いついていかなければなりません。真面目にこの仕事と向き合うには生半可な気持ちで取り組むことは出来ません。

そこに、対価として支払われるのがお給料です。

我々は技術を積み、経験を重ね、そして職場的立場が上がり、より責任の重い立場となっていき、収入を上げていくのです。患者さんの治療結果で一喜一憂し、やりがいを感じることもモチベーションであり、自分が成長し、周囲から評価されたら(お給料が上がったら)、もちろんそれはモチベーション向上に繋がります。

これは一般社会とあまり変わりありません。

ただし、技術職であり、経験は成績を大きく左右するため、お給料の幅は大きいかもしれません。

リクルートの採用情報などを見ていると、医療職としては一般的に、臨床検査技師より高く、看護師より低い基本給が設定されていることがほとんどです。ところが、「経験により憂慮」と注釈がある場合がほとんどです。

では実際はどうなのでしょうか?

確かに初任給は前述の通り、ほとんどの施設で、臨床検査技師と看護師の間の収入です。どちらかというと、検査技師に非常に近いでしょう。私は大学時代は検査技師の専攻でしたが、臨床検査技師よりも正直、収入の上がり幅は大きいと感じています。

ただ、ここから1年、2年、3年と経験を重ねると給与の他に、特定の技術手当や資格手当などが付いてくることが多いです。特に4年目くらいになるとICSIを行うことができるようになり、その時点で経験の差はあれど、一通りの技術を身に付けることができます。

現在の治療現場では胚培養士なくして行えず、関連学会での発表も多くが胚培養士によって行われます。また、治療方針の議論の中心にも胚培養士がおり、医師と対等な関係をとって治療にあたっている施設も増えてきました。クリニックでの胚培養士の重要度が以前より大きくなってきていると感じています。国際学会で発表している方も大勢おりますし、海外では医師が培養士に相談をする、それが当たり前になってきています。

治療のプロは医師であり、卵子、精子、受精卵のプロは胚培養士なのです。

もちろん、検査技師、看護師、さらにはカウンセラーや事務やアシスタント、全てがその道のプロであり、それぞれが対等な目線で議論ができる、それが本当に良い施設です。餅は餅屋、ですね。


そんな、胚培養士ですが、一体どの程度具体的にお給料を貰えるのでしょうか?

これは施設によって本当に様々です、地域差や施設の大きさと相関はあまりないと思っています。一般的には都会の方が収入は高いでしょうが、あまりそんな傾向は培養業界ではなさそうです。地方でそれ程大きくない施設でもお給料は高い、というところもあります。

大卒の初任給、年収はおよそ300-400万円弱が多いでしょう。
もちろんこれは残業などによって左右されますので幅があります。

それでは経験者はどうでしょう?

それはまさに前述の通りで、経験によってかなり幅をもたせていると思います。多いところでは1000万円程の年収を得ている方もおられます。個人のがんばり如何によっては、高収入を得ることができる職場であると思います。ただ、そこにたどり着くにはもちろん、相当な血の滲むような努力が必要であり、患者さんや不妊治療業界に対して大きな貢献を成し遂げた時、結果的にそこに辿り着くことができる、それは一つの「仕事」としての夢があって、良いことだと思います。

やりがいだけで向上していける方ももちろんいらっしゃるでしょうが、そうあることが望ましいのかもしれませんが、自分が評価されているのを実感すると、さらに責任や向上心が上がっていく、これも事実であると思います。そうすることでさらに患者さんに還元される、それがより良いサイクルを生み出すと考えています。

ところで、海外ではどうでしょうか?
私が研修に行っていたイギリスの施設では、£18,000が初任給だと言われていました。当時1ポンド120円でしたから220万円弱(今は150円/£として270万円)です、非常に少ないですね。ただ、イギリスには研修医に似たシステムで、この研修が終わると、一気に上がります。Trainee、Embryologist、Senior、Directorとクラスが上がり、£100,000程の方もおられます。そういった方々はほとんど大学院の博士課程を経て、医学博士か理学博士を取得されています。

アメリカでのお給料はさらに上があるそうです。

日本では社会的に年功序列の考えも多くそれほど海外化することは考えにくいですが、今後も非常に重要な技術職であり、技術によって大きな差が今後は生まれてくるかもしれません。

あまりキレイな話ではありませんでしたが、グレーゾーンであり、知りたい情報の一つでもあるのであえてお話しさせて頂きました

Thanks,
ZuuMii

theme : 不妊治療
genre : 結婚・家庭生活

胚培養士の資格 〜その2〜

前回、資格のお話をして、資格を取得しても特別な業務を始めることができる、ということはあまりない、というところまでお話ししました。

胚培養士の資格 〜その1〜

では、実質資格の取得はあまり意味がない事なのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。
理由は2つあります。

1つ目は、知識と技術の向上です。
試験をパスするには相応の知識が必要となり、試験勉強で得た知識はすぐにでも業務の役に立つことです。技術審査が必要な場合、普段以上に緊張の中行うため、技術力はもちろん、メンタル的にも成長できるでしょう。

2つ目は、資格を得たことによる給与面での考慮です。
これはあまり表に出して言うことではありませんが、このブログではあえて書いておきます。施設によりますが、資格取得によって、給与に何らかのアップが見込めるケースは多いと思います。資格の取得には労力が必要ですし、実はお金もかかります。何より過程で得られたことが施設にもプラスになると考えられるため、これは胚培養士としても管理職としても大いに歓迎すべきことでしょう。

給与・収入に関してはまた近々書こうと思っていますのでこれくらいに。

ところで、何故資格が2つも存在するのでしょうか?
どちらを取得する方が良いのでしょうか?

これは元々古くからある哺乳動物を中心とした基礎系の学会と、エンブリオロジストという職が普及し始めてきてから作られた、より臨床に即した学会と2つがそれぞれのコンセプトを持って認定を行っているためです。実は、これらの資格は国家資格にしようという動きや、複雑なので1つに統合される話が浮上していました。3年ほど前にはそのテーマでシンポジウムが開かれていたほどですから。しかし、現在どこまで話が進んでいるかは分かりません。私の印象としては、統合することは現時点では難しい、という印象でした。2つの団体を1つにまとめるというのは非常に難しいことなのでしょう。

また、国家資格にするのであれば、まずはこの不妊治療(生殖医療)の分野の法整備がなされる必要があると思っています。さらに難しいのは小さい地方のクリニックでは胚培養士は1人しかいない、あるいは検査業務と兼務している場合などがあります。そうした場合、国家資格取得者しか業務が行えないということになると、世界一ARTを行っている本国で、地方格差や、施設の大きさによって維持が困難になるケースが出てくるのではないかと思います。現在の資格認定制度が、日本のART施設においてはちょうど良いフレキシビリティを持っているのではないでしょうか。

国家資格化されると「見える化」が進み、信頼性が上がる、といったメリットもあるかと思いますが、個人的には、胚培養士は以前と比べても世間的な認知度は上がりましたので、是が非でも国家資格に、という必要性はあまり感じません。

あくまで個人的な見解ではありますが。

どちらの資格を取得しても現在は大きな差はないと思います。取得者は歴史の長い、卵子学会の方が多いですが、技術審査が始まったエンブリオロジスト学会認定は、試験に改善の余地があるとしているものの、現代のARTに即していくために必要な柔軟な姿勢があります。

施設の方針によって、どちらを優先するか決まっているところが多いと感じます。

ひとまず、胚培養士に「なった(就職した)」なら、まずは資格取得を一つの目標に入れてみることが今後への第一歩かなと思います。

Thanks,
ZuuMii

theme : 不妊治療
genre : 結婚・家庭生活

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