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ラボ設備のこだわり 〜まとめ〜

1月の末頃から約1ヶ月間に渡ってお送りしました、

〜ラボ設備のこだわり〜 シリ−ズですが、少し中途半端な形で終わってしまっていたので、今回はそのまとめと、リンクを貼っておきます。

ICSI


ラボ設備のこだわり その1〜クリーン度〜

ラボ設備のこだわり その2〜VOC濃度〜

ラボ設備のこだわり その3〜照明とUV〜

ラボ設備のこだわり その4〜安全管理1〜

ラボ設備のこだわり その5〜安全管理2〜

ラボ設備のこだわり その6〜受精卵の培養〜

ラボ設備のこだわり その7〜ICSI〜

ラボ設備のこだわり その8〜レーザー補助孵化〜

結構一般論も含んで書いていますが、主に当院のラボ設備の特徴について書いていますので、クリニックを選ぶ際の参考の1つにして下さい。

Thanks,
ZuuMii
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theme : 不妊治療
genre : 結婚・家庭生活

ラボ設備のこだわり その8〜レーザー補助孵化〜

いやあ、日本人にとって一番辛い時間に行われているソチオリンピックですが、ついにあの長野オリンピックに継ぐ、第2位のメダル獲得となっています

まだ競技は続きますので、楽しみは終わりません

今回はメダル獲得ならずとも、全力で持てる力を発揮して、そんな姿に感動させられることが多い大会と感じています。

モーグルの上村選手は日本選手の勢いを付けてくれましたし、ノルディック複合ラージヒルの渡部選手も2個目のメダルまであと1歩でした。浅田選手はフリーで最高の滑りを見せてくれましたし、怪我が完治していない高橋選手もらしい演技を見せてくれました。

心に残る大会だった、きっとそう語り継がれるでしょう


さて、ブログよりオリンピックになってしまっている、と思われているZuuMiiですが、本日は補助孵化療法のお話。

もちろん、機器設備こだわりシリーズの続編です。

補助孵化療法は、体外受精の治療を受ける際、比較的一般的に行われる治療となってきました。クリニックによっては、ほぼ必ず実施する、という施設もあります。

補助孵化療法は、英名 Assisted hatching を略して AH とか AHA と呼ばれます。

体外で受精させた後、一定期間培養して、その受精卵を子宮に戻すのですが、AHAは培養した受精卵を移植する直前に行います。

何を行うか?

受精卵の周りの透明帯という殻に、切れ目を入れる、薄くする、あるいは一部を削り開口します。

そうすることで、受精卵が殻から孵化(脱出)し易くなり、着床を助ける、という方法です。

特に、凍結胚を移植する場合や、高齢の場合などにおススメすることが多い治療法です。

当院ではほぼ全例で凍結胚移植を行っていますので、基本的な治療として実施しています。いくつか方法はあるのですが、当院ではレーザーを使用しています。

レーザーは胚の侵襲を抑え、簡便かつ短時間で行うことができますが、初期投資が高額になるのがデメリットです。

AHA1
こちらがレーザーAHAを行っている様子

AHA2
こちらがレーザー装置
RI社のSaturn 5 Activeを導入しています

毎度、「最新の」と入れると怪しくも感じますが、こちらも類に漏れず最新の装置。主に3社が製造をしていますが、この機種はより短時間で行うことができるため、胚への侵襲を軽減できます。

ちなみにRI社はイギリスのメーカーです。ZuuMiiがイギリスに研修に行った頃は、1ポンド120円程でしたが、今は170円を超えています。ほぼ1.5倍

つまりその分、海外製のものは、機器でも、培養液でもどんどん値上がりしているのが現状で、不妊治療施設はなかなかの痛手を負っています、どの業界でもそうだとは思いますので、余分な情報ですね

Thanks,
ZuuMii

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ラボ設備のこだわり その7〜ICSI〜

最近2回にわたってロンドンオリンピックのお話をしている間に、ソチオリンピックが開幕して日本勢が検討を見せており、現段階で金が1、銀が3、銅が1、という状況です

レジェンド葛西選手の銀メダルには本当に感動しました

ジャンプ団体や女子フィギュアなど、まだまだ競技は残されていますので、さらなる活躍に期待しましょう

さて、話を戻して、ラボ設備のこだわり、今回はICSIのお話。

ICSIについては、以前このブログでも取りあげています→コチラ

卵子1つに対して、精子1つを人為的に、機器を使用して注入する方法です。これは主に、精子が非常に少ない場合に使用される、授精方法です。

必要になる機器は、
・倒立顕微鏡
・マニピュレーター
・インジェクター

これに消耗品として、
・ホールディングピペット
・インジェクションニードル

が必要になります。

顕微鏡は、日本が誇る、オリンパスニコン、ドイツが誇る、ライカカールツァイスなどが有名です。日本では、オリンパスのシェアが今は一番でしょうか。

当院は、昨年モデルチェンジした、最新のオリンパスIX-73を使用しています。もちろん、機械ですから新商品のメリットはおおいにあります。ランプのLED化や、レンズの高解像度、装置の自動化など。

しかし、モデルチェンジというのはどんな機械であっても、マイナス要素にもなり得ます。なので、今回購入する際は悩みましたが、旧商品はもう手に入らず、こちらを購入しました。

結果としては、設置するまでに他の機器との接続など、改造を要する事がおおくあり、少々苦戦する事となりましたが、現在では非常に使い易いと感じています。

マニピュレーターは、これまでも使用して慣れている、ナリシゲ社製のもの。これは、ICSIに使用する左右の針を3次元的に動かすための装置です。

インジェクターは、こちらも新製品の、空圧のIM-12を使用しています。これは、精子を吸引・注入したり、卵子を固定するために使用するもので、従来はオイルを充填した状態で使用する油圧式が一般的でした。ですがここ1-2年で空圧式が普及し始め、本製品はオイルのものと使用感が変わらない上、メンテナンスの手間が必要ないため、非常に使い易いと思います。

最も技術力を要する業務の一つであるICSIは、機器の影響も受け易いので、使い慣れた機器で行うのが一番です。これまでの感覚を活かすことが出来、より使い易く、メンテナンスも楽なこの装置の組み合わせが、現在はうまく機能してくれています

IX-73 1
こちらがICSIを行う機器のセット

IX-73 5
こちらはマイクロインジェクターとマニピュレーター、電動のレンズ・コントラスト制御装置。ピンク色のものがインジェクターで、これを回転させる事で吸引・吐出します

IX-73 2
当院では常時2台が稼働中

IX-73 3
実際にICSIを行っている様子、状況をラボスタッフ全員で共有でき、教育などに有用です

IX-73 4
機器の操作に慣れるため、日々の練習が重要です

当院では男性不妊の患者さんが多く、ICSIの割合が非常に高いので、稼働率が非常に高いです。

この装置には、まだまだ出来る事が詰め込まれています。また次回以降に徐々にお話しできればと思います。

追加できる機能もありますし、改善の余地もあります。

これからも、業者の方と連携し、更なる可能性を機器にも求めていきたいと思います

Thanks,
ZuuMii

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